日本の住宅は長持ちしない…

国交省データにも様々あるとは思いますが日本の平均建替年数は32年、

ちなみにアメリカは55年イギリスは77年…

建築技術で世界トップクラスの日本の住宅は30年前後で建替えされているようです

気象条件、地震発生頻度、国民性の違いなど

一概に比較できないものの先進諸外国に比べて短い期間で取り壊されているようですね

 

一方のデータでは「家を購入するなら新築が良い」とお考えの方は

8割を超えているというデータもあります

前号で掲載した通り

ご自身の年齢と住宅の耐用年数を考慮してご計画を遂行され

理想の住空間をゲットしていただきたい訳ですが

新築をお考えの方は『長持ちする家』を視野に入れてみてください

 

それだけではないですが省エネ、SDGsなど環境配慮を提唱している世の中

増してや資材高騰の状況で資材確保にも難渋する時です

一生涯で考えても1回建てるのと2回建てるのでは

生涯住宅コストも倍以上の差が出ます

イニシャルコストとランニングコストを検証し

ご家族との思い出を刻み込む家をお造りください

 

 

既存住宅をお考えの方は前オーナー様の手の入れ具合によって

程度(=価格)に差が出る市場です。

 

伊東市内の中古売情報をみると築50年くらいの物件も多くお取引されております。

冒頭の30年前後の平均建替年数から20年近く経過している訳ですが

「これが50年経っているの」と思える物件と

「やっぱり50年経っているとね」と思う物件とに分かれますね…

しっかり建ててしっかり手を入れてきた物件であれば

お買い得なおうちもたくさんあります

 

余談になりますが欧米では築年数が経過するほど

「家の信頼性」が増して資産価値があがると考えられています

 

写真のような築150年を超える日本の古民家でも

良い材料を正しく使えば耐久性が増していくことも事実なのです

住宅に使われる木材は伐採直後からその強度を

どんどん増していき400年後にその強度がピークとなる…

太さの違いはあると思いますが築1300年の木造建築物が現存しているのも

また事実なのですよ

 

良き1軒に巡り合えますようご協力させて頂けたら幸いです