どんなに良い商品を会社が用意してくれても
それをお客様に伝える能力がなければ伝わらない=売れない
伝えるためには自社他社問わず広い見聞が必要、表現力が必要、そして熱意が必要
社員教育や研修も充実している会社に長年いましたから
見聞を広めスキルを磨くことは比較的容易に出来ました
これは大手ならではのこと感謝しかない
しかし「学ぶ時期、学ぶ歳によって結果は異なる」ことを知っておいた方が良いだろう
20代のシャカリキ営業の頃は営業手法や話法、日々の売れる行動計画など…
数々の販売マニュアルやら売っている人の自叙伝のような本を読み漁り勉強した
でもね…まだこの頃は「技術」は習得できたけどダメ!
端的に言えば中味が伴っていなかった
もっと申し上げてしまえばお客様のことを考え切れていなかったかもしれない
それでも今よりモノが売れる時代を生きてきましたから売れたんですね
それを自分の実力だと勘違いし随分遠回りをしたようにも思います
32歳でマネージャーになり部下から報告を受けることが多くなってきた頃
私の転機になりました
報告っていうのは直接お客様の声ではなく
部下の言葉で事の経緯を聞き
お客様が今何を思い何を求めているのかに思いを寄せる…
そういう日々が「お客様の利益最優先」の気づきにつながっていきました
「人に何かを教える立場は自分も成長できる」
教えるためにより正確な知識を勉強する
部下の成長を促すためにやって見せ本人にやらせる
部下のためにやっていることはお客様のため…
巡り巡って最後は自分の成長へとつながる
このプラスのスパイラルに気づいた頃
「ありがとう」と言われる自分もくすぐったくなるような
満足感を味わえるようになりました