『耐震補強って言ったってよー…何をどうすりゃいいだね⁇』

 

元旦に起きた能登半島地震から1ヶ月が経ち

伊豆に住まう方から耐震補強のご相談を賜る機会がありました

 

今回は耐震補強をするなら何をする???

 

このポイントを具体的に掘り下げてみます

 

耐震補強と一言で申し上げても様々です

 

当たり前ですが…

コストを投じただけ性能は上がる…

邸別に図面を見てみないと最善策は言えない…

 

当然です…

 

しかし今回はそのような当たり前のことではなく…

一般の方が比較的リーズナブルに!

このくらいのことまではやった方が良いですよという

究極の私見ですがこれを述べてみたい…

 

耐震補強のメジャーな方法…

 

設計図を見て柱の位置を確認します

上下階の間取りや増改築の有無を確認しながら

構造耐力上主要になる柱や壁…

要所に画像のような

筋交(すじかい)というバッテンに見える部材で補強していく

 

このような手法が用いられることが多いでしょう

 

壁を壊し耐震補強をする意思決定を為さったのならば

 

補強の筋交いを入れる時…

片筋交いではなくたすき掛けにしましょう!

 

片筋交いは斜め方向の向きに1本の部材を走らせる構造…

横からの力を1本で支えます

それに対したすき掛けは片筋交いを交差する入れ方です

2本で支持しますのでそれだけ強くなります

 

部材が2本入るのでそれだけコストはかかりますが

大工が入って壁を壊して筋交いを入れるまでを決めたならば

たすき掛けにする分くらいの追加コストは投資してもよろしいのではないでしょうか

 

次に!

1階部分の壁を壊したら…

土台と柱がシロアリにやられていないかを確認してください

 

大きな災害がなければ家は家の外観を保っていると思いますが

被災された倒壊家屋のほとんどが…

1階部分が折りたたまれるように倒壊しているのです

 

柱があるもののスッカスカ…

柱の形はしているもののとても家の荷重や地震の揺れを支持しきれない…

そうなっていた家も多いのです!

 

地震の揺れ方や震度で木造住宅が倒壊したと報じられますが

シロアリ被害によって柱が柱の役をしていないための倒壊…

 

直接的な原因は調査で判明してきますが

過去の震災でもシロアリ被害による倒壊はホントに多いのです!

 

今回は極めて重要なチェックポイントとして

 

筋交い入れるならたすき掛け!

壁を開けたついでにシロアリチェック!

 

この2点を挙げておきます

 

他にもたくさんありますが究極のポイントとしてこの2点…

 

どうせコストをかけるなら…

どうせ壁を壊すなら…

 

やるべきです!ご検討ください

 

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