不動産業に関わらず…
『お客様』が何を考え何を求めているのか
モノやサービスを提供する生業の方ならば常に考えているだろう
今回は世相を映す各世代の特徴をみてみよう
【団塊の世代】
1947年~1949年生まれ
戦後のベビーブーム世代で大学進学した人は学生運動が最も盛んな時期に相当する
高度成長期の真っただ中に社会人となりバブル経済期の頃は40歳前後の働きざかりで
日本の「右肩上がり」を実感した
【新人類】
1960年代生まれ
大学生になる頃には学生運動はすっかり下火となり
政治的な熱が冷めた世代
高度経済成長期と子ども時代が重なるため
戦中世代や戦後のモノ不足を知る世代からは
「忍耐力がない」「甘えている」「常識が通じない」と揶揄された
その新人類も50~60代となりゆとり世代を「最近の若者は忍耐力がない」と嘆く
【バブル世代】
1965年~1969年生まれ
日本がバブル景気に沸いた企業の大量採用期に社会人となる
「黄色と黒は勇気のしるし…24時間戦えますか?」と高らかに歌う栄養ドリンクが大ヒット
長時間労働に疑問を持たずに接待会食や接待ゴルフ…
勤務時間外も仕事の付き合いで縛られることが当たり前だった
(ちなみに私もこの世代で超長時間労働でしたが若さと根性で乗り切りました)
とてもとても今では考えられない…
【就職氷河期世代】
1971年~1982年生まれ
「失われた世代」「ロストジェネレーション」とも呼ばれるこの世代
「団塊ジュニア世代」とも重なる
バブル経済がはじけ長期の景気後退局面へ突入した
企業が求人を絞ったため正社員として就職できず
契約社員や派遣社員などの非正規の仕事しか得られなかった人も多かった
運よく正社員として就職できた人も入社早々から業績悪化や経費削減…
リストラの波にもまれたため危機意識が強い
【ゆとり世代】
1987年~2004年生まれ
「ミレニアル世代」とほぼ重なる
授業時間数の削減など「詰め込み教育からゆとり教育へ」の転換がはかられた時代に
学齢期を過ごした
深夜まで働いて残業代を稼ぐよりもワークライフバランスを重視する傾向
「飲みにいくぞ」の誘いをきっぱりと断る
ブランドのバックやカッコイイ車などバブル世代が縛られている
物欲から解放されている
学生時代からスマートフォンを使いこなしSNSを駆使して
横のつながりや「共感」を大切にする
【Z世代】
1995年~2010年生まれ
マイクロソフトがWindows95を発売して
家庭にパソコンが本格的に普及し始めてから生まれた真のデジタルネイティブ
ITリテラシーが高くSNSを介しての情報収集や情報発信…人とのつながりを得意とする
アメリカで1960年~1970年生まれを「X世代」1980年~1990年代前半を「Y世代」と
読んでいた流れで「Z世代」と呼ばれるようになった
さあ皆様はどの世代に該当するでしょうか
育ってきた環境がこれだけ異なれば『価値観』に差がでるのももっともですよね
SNSを中心に日々の業務が構成されるのもまた然るべきです
上記の「Z世代」の方々がこれからの消費を支えていくわけですから
「Z世代」の方々とお話しをできる機会には積極的に出ていくべきと考えます
自分がベストだと思っておススメしていることが実はベストではないことも
あるかもしれません
ヒトの価値観を掌握するのは無理ですが価値観を共有し
寄り添うことはできると思います
「なるほど…そういう考え方もあるのか」と
自分をアップデートさせる意味でもとても大切なことだと思います
自分がこうだったああだったを語る前に
「Z世代」の方々に大いに語って頂きたいと思います
宜しくお願い致します