前回「相続でもめるケース」をピックアップいたしました

相続に関して申し上げればニュース記事のひとつやふたつでお伝えしきれない

膨大な手段があるし、ケースバイケースで「ベストな方法」も人それぞれなんですね

なるべく簡潔にわかりやすくお伝えしたいと思うものの…

そのお伝えしたいことが次から次に出現してついつい長文になってしまう

 

今回は前回お伝えしきれなかった大事なことを書き綴ってみます

 

 

相続で必ず調べておいていただきたいこと

 

1.預金と現金

 

お金は相続人が複数いても、不動産の分配においても一目瞭然にわかりやすい財産です

どこの銀行にいくら預金があるのかをしっかり情報共有しておきましょう

 

2.保険、有価証券、遺言書

 

通帳からのお引き落とし、お手元の保険証券、または証券会社、保険会社に問合せておきましょう

預金、現金同様に分割は容易なためトラブル回避に有効な財産です

また「遺言書」の有無まで確認しておけば尚良いかと思います

もし遺言書があるならば(作成するつもりならば…)

遺言書が公証人役場で正式に作成されたものか

実印を押印しただけの自筆証書なのか

勿論公証人役場で作成するものをおススメいたしますが…

 

3.負債について

 

実家を調べて契約書や督促状などのはがきがあるかないか確認しておきましょう

不動産の登記情報には抵当権の有無が記載されていることがほとんどです

残債はいくらか、完済しているか否かを確認しておきましょう

 

4.相続不動産の売却可能額を知っておきましょう

 

不動産の価値を知っておくことがもっとも大切だと思います

前号の通り、不動産は財産価値が様々ですし

分割することが難しいため相続トラブルの原因になることが大半です

 

不動産の価値…特に「実際に売却して換金する場合いくらくらいになるか」

を知っておきましょう

 

前号から今回と相続をテーマにいたしました

親が元気なうちに終活をとか

お亡くなりになった後の財産分与とか

元気な親世代の方々に怒られてしまうかもしれませんが

 

生まれ育った実家、思い出が刻み込まれた実家のことで

仲良かった兄弟姉妹がへんな関係になってしまうことがあるのもまた事実です

思えば歴史上も家督争い、後継ぎ争い、権力争いのお話しはたくさんあります

 

「立つ鳥跡を濁さず」のお気持ちで

ご参考にしていただければ幸いでございます