非常に興味深いTVを拝見しました

北米のフリント市の都市再生を特集していました

 

アメリカの五大湖周辺の都市は製造業を中心に20世紀中盤に隆盛を極めていました

しかし産業構造の転換や国際競争の激化により

人口が減少に転じ半世紀近く人口減少に直面している都市が結構あるとか…

 

フリント市もその一つだそうです

 

日本とは根本的に法制度が異なるためすぐに参考採用などは無理だと思いますが

気がづけばエンディングまで見てしまいました

 

その街では…

 

住民が自分たちの街を見て回り空き家を4段階で判定していました

 

いちばんランクが低いのは

「すぐにでも何とかしないと倒壊したり犯罪の温床になってしまう…」

そのような判定基準でした

 

住民の見回りで集めたそのアンケートを集計し…

 

何とかしなければならない空き家が多いエリアを

グリーンイノベーション地区に指定して

公園や雑木林…菜園などに変えていき

緑豊かで計画された都市に再生していくというもの

 

住民が自分たちの住む街を見て回り

自分たちの街を魅力ある都市へ再生していく…

 

アンケートを集計する住民集会や

グリーンイノベーション地区を決定していく場面…

 

みんな真剣な眼差しでした

 

行政のバックアップは必須ですが

行政と住民が一体となるだけでなく住民参加で街づくりを考えている風景は

申し訳ございませんが…日本の選挙活動や集会では見られない風景に思えました

 

これが街づくりの正しい姿なのだろうと思いました

 

トップダウンでやっている訳でもなく

何かの利権の奪い合いがある様子もなく

生まれ育った街を蘇らせたい住民の熱意が地域活性化させる…

 

不動産においても全体の管理体制が良い分譲地や

隣家の「借景」によって雰囲気が良い物件など…

 

一個人の敷地だけでなく街全体の雰囲気が

そのエリアのステータスを創造していくことは多々あります

 

アクティブな住民参加型の街づくり…

人口減少が喫緊の課題であるわが日本こそ見習うべきだと思いました

 

空き家対策や所有者不明土地を減少させようとする法改正は素晴らしいと思いますが

住民が本気で参加できる制度を創設すれば

老若男女が街づくりを介して政治への参加意識も高まるのではないでしょうか

 

何十年も放置され…通行するにも危険を感じる空き家の街並みが

緑豊かな憩いの公園に変貌したら…

その街に住みたくなる人も増えていくことでしょう

 

1時間ほどの特集でしたがとても勉強になりました

 

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