不動産購入時あるいは建物新築時…

もっとも「金利」に着目するタイミングではないでしょうか

 

ローンを組む際…変動が良いか固定が良いか…

そもそも今は借りるべきか否か…

 

お客様の条件によっておススメのアドバイスは十人十色…

絶対にこれがイイ!ということはありません

お客様ご自身が心配性の方なのか…

「ご自身が亡くなった時に借金がチャラになればいいよ」と仰せの方…

世の中の動向だけでなくお客様の性格や考え方によっても『ベスト選択』は変わる

ものだと思います

 

今回は総裁が変わったばかりの日銀のおはなしを取り上げてみたいと思います

 

まず初めに…

金利と債券価格はシーソーのように逆の動きをする関係

であることをご承知おきください

金利が上がれば債券価格は下がります

 

日銀の国債購入額はこの1年で135兆円超えで過去最大の状況です

もし!

金利を上げなければいけない局面になれば…

当座預金の金利も上がることになり日銀が民間銀行に支払う利子も増え

日銀の負担は増えます

結果的に日銀は赤字になり債務超過になる可能性もあるのです

 

長期金利が2%ならば日銀の含み損は50兆円になるとの試算もあります

上記の「金利が上がれば債券価格は下がる」ことをもう一度申し上げます

銀行の核である日銀が債務超過になるということは健全なことではありません

 

アメリカで中堅銀行が破綻するのとは異なります

日本銀行が破綻するということはそれだけ重大なこと…

 

当然に破綻させませんよね

だから金利を上げたくても上げられないのです

 

「ならばローンの金利は低いままの状態が続くから良いではないですか」

「変動でも固定でも低い金利の方でローン組んだ方が良いですよね」

とのお声も聞こえてきそうですが…

 

先進国でこれだけ大規模な金融緩和を長期間続けているのは日本だけなのです

これだけの規模の金融緩和を必要とする時期は確かにありました

しかしながら日本だけ金利が低い状況はどうなっていますか???

 

お金は金利の高い国に流れますよね

ドルやユーロの価値が高まり円の価値は低くなる…「円安ドル高」「円安ユーロ高」

私たちの手元にある1万円の価値が下がってしまっている訳です

 

それに加えてこの物価高…

住宅建材から材木ひとつにしても高いし入荷できないし…

日用品に食材費値上げしまくりの現状です

 

この究極の選択で維持する方針が決まった金融緩和…

決して低金利の状況を楽観視は出来ない現状だと思います

 

複雑な要素が絡み合い変動するミズモノのような金利を

いかにお客様ご自身のレベルでどうメリットにしていくか…

 

冒頭に述べた通り

お客様にとってのベストは十人十色…お客様の性格や考え方でも変わるものです

 

今回は少々難しい内容になってしまったかもしれませんが

不動産を扱うプロとしては

このような世の中の状況と個々のお客様の目線ではどうなのかを

見比べながらベストなるご提案ができるように日々準備いたしております

 

良き不動産との出会いを全力で応援いたします

 

本日早朝に起きた千葉県での震度5強の地震…

以前ピックアップした『地下天気図』において

深いところの活発化の異常と表記されていました

 

売却専用ホームページ内ブログ記事にしてあります

こちらものぞいてみてください

不動産ガレージ売却専用HP/ブログ/地下天気図