相続登記が義務化され3か月が経過しました
様々な法案が可決否決されている訳ですが
所有者不明土地が北海道本島ほどの面積に匹敵しつつある現状から
この法律は少なからず良い方向に向かう法律だと考えており
ご相談の際には必ずインフォメーションさせて頂いております
ご相談いただくお客様におかれましても
本法律の認知度はかなり高くなってきたように感じられます
しかしながら現実問題としてはどうでしょうか…
法定相続人を特定し相続協議書を作成し
相続登記をコンプリートするまでにやらなければならないことは
施行前とあまり変化がなく
大変なことに変わりはない現実なのでしょう
先日のご相談案件は…
『疎遠だった身内から相続を放棄しないか』
と突然連絡があったというお客様から
どうすれば良いかのご相談でした
相続放棄ありきのお話しのように感じたため
先ずは放棄するか否かの前に
その土地について調査する事をおススメいたしました
その対象地は…
天城高原に向かう途中の山中でした
公図や土地法典での紙面調査から現地確認を試みましたが…
何万坪という国有地に囲まれおり
現状では道路もなくその土地に行きつくことも困難な場所でした
更に調査を重ねると…
いわゆる某地域の財産区の土地でした
その地域の水源をはじめ自然環境を保護する目的で
固定資産税も非課税扱いになるような山を該当地区の皆様で持ち合う…
伊東市におきましても各町内やエリアごとに
このような財産区を持っている事例は多くございます
しかしながら財産で保有している土地の換金化は限りなく困難なケースが多いです
『1口いくら』と決まっているケースも多いので
該当する区長さんにご相談してみるのが一番良いでしょう…
財産区保有の不動産に関しては
換金化に過度なご期待をなさらない方が良いかと思います
今回の調査地も建築確認を取得できる道路もなければ
水道や電気すら引込むのがほぼ不可能といった状況でした
早速ご相談者さまには放棄可能ならば放棄でも結構…
しかしながら!
相続財産のすべてを確認したうえで調印するのが望ましいと
アドバイスさせて頂きました
調査依頼お受けした不動産が
たまたま財産区に該当した不動産でしたが
他に換金化可能な不動産をご所有されている可能性もありますからね…
部分的に見れば上記のような換金不可な不動産を
ピックアップしたご相談でしたが
司法書士などが作成する相続目録などで全容を確認することをおススメします
弊社としましては相続財産や相続予定財産を換金化する過程の
売買が成就してはじめて報酬を受理できる訳ですが
そこに至る過程はホントにさまざまでございます
ただその複雑で大変な道のりを共に乗り越えるパートナーとして
売買ありきの偏ったアドバイスをするようなことは致しません
ご相談者さまのメリットとデメリットをご提示して
お手伝いできるようにご指南できるように整えてございます
突然こんなところに相続財産が⁈
調査やご相談幅広くご対応させて頂きます
売却専用ホームページでもブログ更新しております